わかってほしいと思いがちブログ

オシャレにいきたいのにアレコレ

EMDR 妊婦 (5)安全な場所

・それは“安全な場所”という行程…

 

読んで字のごとく 安全 で、落ち着けて、 逃避場所 になりうる、 好きな空間 みたいな。

 

これからの治療は嫌なエピソードを至極鮮明に思い出す作業になるという。

人によっては大変なパニック状態に陥るし、そうでなくてもかなりのストレスは避けられず

帰路に着くことや、しばらくの生活に影響が出たりすることはあるらしい。

そんなだからリセット的に息を吹き返す?ポイント?

なんかありがちなやつ。

 

パニックは未経験なものの、生活に支障のあるストレスは毎日のことだから

ケア的なプログラム!なんてキラキラしたもの

「ほぉ〜ん?」ぐらいのものだけど

ひとりっ子のくせに意外と現実逃避や妄想が得意でない身としては

新鮮に思えてノリノリである

 

 

こんなかんじ

 

Q.まず、そこには何がありますか?

A.白いベッド

 

※カウンセラーが二本指を左右に振り、私は目で追う。そして深呼吸。

 

Q.あとは何がありますか?

A.銀縁の時計、秒針は刻まないタイプ、スリッパは病院特有の深緑のやつ、なんだったら何かしらの金色の印刷、窓はあるけど小さくて高い位置

 

※リピート

 

Q.あとは?

A.うーん、サイドテーブル?便箋ぐらいしか置けない、シンプルな…

 

※リピート

 

Q.そこは広いですか?

A.いや、広くない。4畳半?いちばん安いビジネスホテルぐらいの最低限の広さ。

 

※リピート

 

他にも

匂い=陽に当てたコットン/音=特になし/温度=快適/質感=壁や天井も柔らかく、布を施したアジア料理屋のごたる

 

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要するに

ずっと行きたかった病室のイメージ。

薬品のにおいはさすがに落ち着かないから

おひさま+コットンなんていう普遍的なものを引っ張り出したのかもしれない。

 

他には何もいらない。だって

 

何が欲しいかもわからない。持ってても困る。

 

ドアも開かなくていい。

 

退屈を感じる余裕が出るまで

私はずっとこの“じぶんの部屋”に閉じこもってたいんだと

改めて実感し苦笑した。

 

 

《箸休め》