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未成年(再) 第9話 まとめ

副題「傷ついた戦士たち」

  • 彼らはサンクチュアリよろしく廃校を見つける。"おいも"を植え、川で魚を釣り、冷たい水で洗濯するなど根源的なくらしを慈しむ。
  • そんななか瞳に正産期を待たずして陣痛がくる。危険を回避するため萌香は公衆電話で見城医師に指示をあおぎ、友人のサオリに件の点滴を持ってきてもらう。
  • 神谷はここでの満足とはいえない生活や状況不安から思想をこじらせていた。火炎瓶を作ったり、病院への搬送も認めず、過激に煮詰まっている。とうとう拳銃で皆を統率しようとまで昂ぶり、威嚇射撃の末銃弾がゴローの脚に食い込む。
  • 内ゲバから逃げ帰ったサオリはマスコミ志望の意識から隠し録りした彼らの様子の入ったカセットをバイト先のテレビ局に献上した。センセーショナルに編集・報道した上司に困惑するが、内定をちらつかされ何も言えないでいる。
  • 本格的に産気づいた瞳、持病の薬を飲みつつ看護に徹する萌香、重症のゴローに、医療用具はないけれど必死で応急処置をするヒロ、助かりたい順平、平和を願うデク、苦悩する神谷。
  • 順平が逃走、デクは畑を見に外へ出るなど"禁止"の"命令"が敵わない神谷は苛立ち、また銃を取り出すがヒロとゴローに抑えられ隔離される。
  • バリケードの撤去中サオリが再びやってきた。ヒロは一旦激怒するも彼女の荷物に携帯電話を見つけ、テレビ局に現在のありのままを飾らない言葉で語り終えると、大自然の中で空をあおぐ。
  • 一方の親達は集まってはみても責任を押し付け合い、罵倒し合ってばかり。報道ですらステレオタイプに子供たちをカテゴライズするだけだ。
テレビで流されるヒロの言葉はとてもシンプルです。本来だれも否定できない"命"のあるべき姿をわかりあいたいだけ、それなのに唯一の"願い"になってしまってるだなんて悲しすぎる。それが"かっこいい"なんてとても皮肉。

  • 危機を乗り越え、瞳は出産を終えることができた。神谷は小さくも元気に産まれた男の子を抱きしめ懺悔する「僕の子供を殺そうとしたのは僕の母親なんだ」
  • 順平が隠れ家で待っているとカーコが迎えに来てくれた。しかしそのうしろには新村刑事の姿が。
また明日。