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オシャレにいきたいのにアレコレ

未成年(再) 第7話 感想文

今回はゴローちゃんスペシャルなのかもしれない。
(本放送時の1995年、私は中学3年生。)

副題「友達の死」

○ “いつもの場所”にて。
先日の萌香への告白後、特に何も連絡がなく不安がるヒロ、会えないことにさみしがるデク。神谷は笑いながらも彼女はうれしそうだったと励ます。

・神谷お父さん?の風格。雑多な環境でも勉強はするし、友人に的確なアドバイスもできるようになった。ロボットのようだった頃からの成長がうかがえる。こういうコツコツが大事だと、34歳になって私は戦慄している。

○ 瞳は両親に妊娠を告げる。議員である父は激怒し堕胎を言い渡すのみ、母からは世間体で諭されるのみ…冷めた目でそれを反芻する瞳。神谷の家に世話になることとなり、神谷母は意外にもやさしく迎え入れる。

・中3の私は「お金持ちで立場があるご家庭はそんななんだネ」と思ってた。同時に「別にトラブルとか(今もこれからも)ないし」とも(笑)今となってはベタな“フリ”になってしまっている。
成人して、人の親にもなって、世間体ってメチャァメチャァ大事(©宮迫)なことは嫌ってほどわかる。だけど、ふりかざしちゃダメだよね。私はそれで親を見限りました。

○ 萌香は妻を亡くした見城先生の家で暮らしていた。残された娘•真子ちゃんの両親としての“契約”だという。ヒロは悲しく戸惑う。
○ カーコはジュンペイと屋上なんかでイチャコラする。これ見よがしな振る舞いに、またもやヒロは戸惑う。

・わかる、わかりすぎる!!
お医者さん家は白亜の豪邸。懐いてくれる娘ちゃんもいるし、その枠組み、世間で云う「鳥かご」に入るいかんともしがたい安心感。もう絶望 だ け は しないんじゃないかと心を閉じるよねぇ。
一方、カーコの「男を繋ぎ止めるためなら何でもする」哲学。男を取っ替え引っ替えの大嫌いな母親から嗅ぎ取った“生き抜く術”なんだそうだ。
こういうの、誰でも持ってないのかね?汚いとかレッテル貼るのは簡単だけどさ。私もやったよ、嗚呼、やったさ。



遠野なぎこ(当時•凪子)さんてば撮影当時をほとんど覚えてないと仰ってます。
毒親に小さな頃から苦しんできた彼女、もしかしたら本能でシャットダウンしたのかもしれない。だからこそ女優という仕事にプライドを持って生きてこれてるんだね。
ずっと忘れることのできなかった女優さんです。最近の活躍も応援しとります。ネコ好きなのもまた好感。


ゴローちゃんスペシャルは次になります→